転職サイトが開催するセミナー、どんなことをするの?

仕事

転職を成功に導くためには転職ならではのスキルや情報を入手することが不可欠です。

そのためには、転職サイトに登録すると連絡が来る転職エージェントとのつながりを大切にするとともに、転職セミナーを有効に活用することがポイントです。

ですが、転職未経験の人には「転職セミナーでは何が行われているのか?」、「本当に参加する意味はあるのか?」など、疑問だらけだと思います。

ここでは、こうした疑問に答えるためにも、転職セミナーの実態について詳しく解説します。

転職セミナーとは?

転職サイトが開催する転職セミナーとは、転職活動中、あるいは転職を考えている社会人を対象に転職に関する有益な情報を提供するためのイベントです。

主催者によっては、『転職フェア』や『転職イベント』といった名前で開かれることります。

名前による大きな違いはありませんが、転職セミナーは『セミナー』とついているだけあって、転職希望者への情報提供や知識・ノウハウの教授といったイベントがメインになっている場合が多いのが特徴です。

次に、転職セミナーで行われる主なイベントを具体的に4つ紹介します。どれも転職希望者にとっては有益なイベントなので、ぜひチェックしてください。

面談

転職のプロであるキャリアアドバイザーと面談をして、転職相談ができるコーナーです。

面談を受けるには事前予約が必要ですが、時間は30分前後とたっぷり用意されている場合が多いのでじっくり相談できます。

相談できる内容も、履歴書の書き方や自己PR・志望動機の作り方といった基本的なことから、転職活動全体の進め方(スケジュール感)まで、幅広く対応しています。

大きなセミナーの場合は、業種・職種ごとにブースが分かれていることもあるので自分に合ったブースを訪ねましょう。

講義・講演

転職活動のポイントや業界の動向を解説するイベントです。

転職・人材紹介関連の業界に詳しいキャリアアドバイザーやエージェントなどが登壇し、講義形式で行われることが多いです。

イベントに参加すべき人

  • 「転職活動を始めたばかりで何から始めればいいかわからない」
  • 「志望する業界や仕事内容に詳しくない」

という人は、情報収集のためにも積極的に受けたいイベントと言えます。

また、講義だけでなく出席者同士で行うワークショップ型の活動(ディスカッションなど)が同時に開かれることもあるので、転職の実践経験が少ない人はできるだけ参加しましょう。

企業説明会

新卒の就活イベントのように、求人募集をするたくさんの企業が開く企業説明会も行われます。

ただ、情報提供・ノウハウ伝授といったセミナーに特化した転職セミナーの場合は、説明会の規模は小さい場合もあります。

ブースごとに開かれるような、個別の企業説明会に参加したいと考えている人は、自分が参加する転職セミナーが『セミナー特化型』なのか『企業説明会特化型(イベント型)』なのかを、事前にチェックしておきましょう。

スカウト

企業が、訪れた転職希望者を直接スカウトする『スカウトコーナー』が設けられていたり、来場時にプロフィールを登録すると企業から『スカウトメール』を受けたりできる、というのも転職セミナーのメインとイなるベントです。

『直接スカウトされる』といっても面接のような緊張した雰囲気で開かれることは少なく、雑談をしながらコミュニケーションを取るといった感じです。

大きな転職サイトが開くセミナーほど参加する企業が多くスカウトにも関わる確率も高いので、

  • 「とにかく早く就職を決めたい!」
  • 「直接スカウトを受けてみたい!」

という希望者は訪れてみるといいでしょう。

ここまでの確認

ここまで紹介した4つ以外に転職セミナーの魅力を挙げるとすれば、多くの場合、『無料で参加できる』という点でしょう。

そもそも、キャリアアドバイザーや企業の採用担当者と『直接』顔を合わせて転職に関する情報やノウハウをもらえる、という場そのものの数が限られています。

そこに無料で参加できるのであれば、本気で転職を考えている人にとっては、参加する以外の選択肢はないと言いっても過言ではありません

ただ、転職セミナーは東京や大阪といった大都市で開かれることが多いです。人によっては現地までの交通費が高くつく場合もあるでしょう。

  • 『面接日程に合わせて参加してみる』
  • 『会場の近くに住む友人・知人に泊めてもらう』

といった工夫をしながら、できるだけ参加することをおススメします。

ABOUTこの記事をかいた人

尾崎海(おざきかい)

滋賀県大津市在住。高知市出身。 東証一部上場の化学メーカー(営業職)からライターに転身。 自身の経験を生かしたビジネス系記事(転職・就活・ビジネスマナーなど)が得意で、その他、金融系や歯科系ジャンルにおいても執筆実績多数。 教員免許所有。学校現場、塾、学童保育所での勤務経験あり。