独身の人であれば自分の意思で好きなときに転職活動をすることができるのですが、既婚者の場合、仕事は家族の生活の基盤になるもので、転職にはどうしても家族の同意が必要になります。
自分の意思を尊重してくれる家族であれば、気にすることはないのですが、転職を希望する求職者の方の半数ぐらいは転職に関して家族からの反対を受けます。
このような場合、家族の意見を尊重してそのまま働き続けるか、家族を説得して転職に踏み切るのかのどちらかです。
今回は、自分が転職したいときに反対する家族を、上手に説得する方法やタイミングなどをご紹介したいと思います。
転職は自分だけの活動ではない!家族の協力は必要
仕事を中心に人生の時間を過ごす人にとっては、本当はやりたいことが他にあっても我慢してそれを続けることはなかなか苦痛になります。
苦痛だけで終われば良いのですが、モチベーションが低下して仕事に前向きに向き合えず良い評価を得られなければ給料が下がることも否定できません。
そうすると転職を前提に考えることが必要になるのですが、もし、家族から反対があった場合は、それを無視するわけにもいかない板挟みの状態になります。
家族に理解してもらう
転職活動は、確かに求職者の方が個人で行うことにはなりますが、既婚者の場合は家族の人生を大きく左右しかねない大事な活動になりますので、家族の同意や協力も外せません。
現職に在籍している場合、転職活動で帰りが遅くなることもあるでしょう。
このような場合に夕飯など支度をしてくれる人は家族です。
家族のために仕事をしているという自分もいるでしょうし、家族も仕事をしている自分を支えようという相互扶助の関係になります。
反対されたまま転職すると、家庭問題に発展して転職先での仕事に影響を及ぼす可能性があるため、転職先視点で考えても家族の同意と協力は必須と考えてください。
転職を反対する家族を説得する方法、その1『内定が出てから相談』
家族が反対している場合、説得する材料よりも既成事実を先に作ってしまうこともテクニックの一つです。
転職活動前に転職活動をすると宣言してしまうと、それは少し強引過ぎますが、ダイレクトに『転職しようか相談』と持ち掛けると反対する家族は『相談の段階なら転職をやめさせよう』と考えます。
しかし、水面下で転職活動を始めて内定を取ってから、『実は』という切り口で内定条件通知書と一緒に転職の相談をします。
そうすると、結果ありきで家族に話をすることができるので、『転職の相談』という抽象的な内容ではなく、『この企業に転職』という具体的な内容で話をすることができます。
転職を反対する家族を説得する方法、その2『転職活動前から転職を匂わせておく』
次に参考にして欲しい説得方法は、転職活動前から遠回しに『今の会社は~』というように今の会社に不満を持っている話や、『友人が~な会社に転職して給料が上がったらしい』など転職で給料が上がる、友人が転職したという話を他愛ない会話でしておくことです。
この類の話を定期的なタイミングで行うと家族は断固反対する場面もありませんし、家族に対して説得し同意を得る時間を作ることができます。
いきなり、『転職したい』という相談をするよりも、少しずつ外堀を固めるような感じで転職に抵抗を感じない状態を作ってから『転職したい』という相談をするのでは伝わり方が違い、反対の強度も違います。
前々から転職活動を匂わせておくと、いざ相談したときに、『前々から言ってたね』ということで反対されないケースもあります。
転職を反対する家族を説得する方法、その3『現職より待遇の良い内定条件で転職』
先程、既成事実を作ってから相談するという方法もご紹介しましたが、それに近い形で、転職活動を行い内定を取り、今より良い待遇を持ち込み相談する方法が良いです。
家族が求職者である自分に何を強く望んでいるかは、「お金」と「家族との時間」である場合が多いです。
特にお金については、期待されている点ですので、待遇のなかで今よりも高い年収がもらえると家族に感じさせると反対されても説得が簡単にできると言えます。
この状況を作る前提は今より高い年収の求人企業から内定を得ることですので、現状維持ではNGです。
反対している家族から、『変わらないなら今のままで良い』となってしまうので、今より良い条件は必須と考えてください。
家族からすると求職者が現職にいることで特に不自由することはありません。
その環境を変えてまで転職して条件が同じであれば、転職後にどのような状況になるか不透明感が強いため、同条件ならば現状維持(安定)を優先し冒険となる転職は反対する傾向が強いです。
転職を反対する家族を説得する方法、その4『自分の仕事に対する夢を語る』
最後にご紹介する『自分の夢を語る』は、今までご紹介した説得方法よりもかなりスマートで、正攻法になります。
反対する家族に対して真正面から自分の仕事に対する熱い思いを語り、説得に励むというやり方になるのですが、この場合の大事なポイントは、将来の自分像を自分が明確に理解していることで、『~なりたいなぁ』レベルの将来の自分像ではダメだということです。
はっきりと『~なる』という言い方がポイントになります。
言い方が曖昧であれば伝わり方も曖昧に取られてしまい、家族も『それぐらいならリスクを背負うよりも今のままで良い』という判断で終わってしまいます。
まとめ
いくつか家族の反対を上手に説得する方法をご紹介しましたが、この方法はすべて自分が家族に対して説得する方法ですが、もう一つ方法があります。
その方法は自分ひとりで説得する以上にもしかしたら効果があると言えるのですが、内定先の企業の人事を説得の場に同席してもらうことです。
もちろん、前提は内定先の人事が協力してくれることに対して前向きであることになりますが、内定先がどうしても自分を必要としている場合は、同席に対して前向きになってくれます。
第三者である内定先の人事が自分と一緒に家族の反対を説得すると家族もあまり強いことは言えず、自分の転職に賛成してくれることもあります。
実際にこのような事例は存在しますので、自分一人の方法ではどうにもできないときに例外的な方法として考えてみてください。
転職は家族を巻き込む家族の大事なターニングポイントです。
反対されたままでは良いことはありませんので、時間がかかってでも転職に対して賛成してもらうことが必要です。
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