自分の実力を試すには?今すぐベンチャー企業へ転職するべき5つの理由

ビジネス

ベンチャー企業への転職を考えている人は、転職希望者の中にもそう多くはないでしょう。特に『安定』を重視している人にとって、転職先の候補としては遠い存在かもしれません。

確かに、ベンチャー企業は比較的新しく小規模な企業が多いため、大企業や優良中小企業と比べれば劣る部分はあります。

ただ、ベンチャー企業ならではの強みがあることも事実で、人によっては大企業・優良中小企業よりも積極的に選択肢に入れるべき場合もあります。

ここでは、『ベンチャー企業に転職するべき5つの理由』として、強みや転職のメリットをご紹介します。

早いうちから裁量の大きな仕事を任せてもらえる

基本的に、ベンチャー企業は少数精鋭です。ただ、「従業員○人までがベンチャー企業」という明確な定義はなく、5人のところもあれば500人を超えるベンチャー企業もあります。

従業員が少ないベンチャー企業であればあるほど、早いうちから裁量と責任の大きな仕事にチャレンジすることができる環境があります。

また、多くのベンチャー企業の性質は、「インターネットを中心とした新しい技術を使ってリスクを取りながら新しいことにチャレンジする」というものです。

たとえ、従業員が多いベンチャー企業であっても任される仕事は、非常にやりがいがある内容となるはずです。

経営者との距離が近い

大企業では経営者や社長といった人物との距離は非常に遠いです。

1年に1回顔を合わせるか合わせないか、という会社もあるでしょう。少数精鋭でオフィスも広くないベンチャー企業では、経営者のデスクがすぐ近くにある場合が多いです。

経営者が近くにいることには、次のようなメリットがあります。

ベンチャー企業のメリット

  • 職場に緊張感が出る
  • 提案や意見を述べやすい
  • 自分の仕事が評価されやすい

経営者との距離が近いことは、本気で仕事に取り組みたいと考えている人にとってはベストな仕事環境なのです。

1つの成果が大きな利益につながる

一人ひとりに任せられる仕事の責任が重いということは、その分、成し遂げた後の成果や実績も濃いものになる、ということです。

その成果がさらに「成功」へとつながれば、何億円、何十億円という市場・利益の開拓につなげることができます。

特に、今までにない革新的なサービスや商品を生み出すことができれば、無名の企業から日本や世界を代表する有名企業に急成長することもあり得ます。

こうした自分の仕事が莫大な利益に直結しやすいという特徴は、ベンチャー企業で働くことでしか得られない何よりのやりがいと言えます。

若くても高い給料がもらえる

多くのベンチャー企業は従業員の数が少ないです。また、一発当てれば莫大な利益が得られるというのが、あえてリスクを取るベンチャー企業の特徴でもあります。

そのため、社員の数が少なく、出た利益が大きいほど、給料や賞与として社員に還元される可能性があるのです。ですので、年齢に関係なく、成果や取り組み方次第で高い給料・賞与が期待できることもベンチャー企業の強みです。

また、大企業のように、経営者と社員との間に部長や課長といった役職を設けているケースが少ないことも、若手に高い給料・賞与を還元できる理由の1つです。

企業の体質・社風が新しい

  • スーツで出社
  • 無駄に長い会議
  • 出費がかさむ上司・取引先との飲み会

といった従来の企業体質にうんざりしている人は多いと思います。

その点、ベンチャー企業では、業務以外のことは個人の自由というスタイルを取っているところが多いです。

実際に、ベンチャー企業から出ている募集要項には、

  • 「服装・ヒゲ自由」
  • 「面接は私服で来てください」

といった文章も多く見られます。また企業のホームページに、私服で働く社員の姿やプライベートの時間を会社に取られない自由なスケジュールなどを掲載している企業もあります。

従来の企業体質が悪と言っているわけではありませんが、新しく自由な環境で働きたい人は積極的にベンチャー企業への転職を検討するべきです。

デメリットもあり

冒頭でも言ったように、ベンチャー企業には大企業や優良中小企業に比べて劣る部分もあります。

たとえば以下の3つです。

主なデメリット

  • 企業としてまだ安定していない
  • 福利厚生が充実していない
  • 残業や仕事量が多い

ただこうしたデメリット以上に、先述したような「仕事へのやりがい」や「チャレンジの場がある」といった、ベンチャー企業ならではの魅力に惹かれる人もいるでしょう。

人生は一度きりです。勢いで決断するのはおすすめできませんが、デメリットを考慮した上でベンチャー企業への転職にメリットを感じる人は、積極的に検討するべきでしょう。