転職するかどうか迷っている人はたくさんいるはずです。
転職には勇気が必要ですし、いつでもできますが、転職に必要な退職をするとその企業にはよほどのことがない限り一生働く(出戻りする)ことはできません。
しかし、『待遇面で納得がいかない』、『上司は嫌だけど同僚は良いし……』
こんなことを日々考え転職しようかどうか悩んでいると時間がいくらあっても足りませんので、このようなときに考えるべき手段をご紹介します。
悩んでいても始まりませんので、現役人事である私がこれまでの経験をもとにご紹介する方法で自分がどうすべきか解決して欲しいと思います。
サクッと読むための目次
初心に戻って、なぜ自分が今の会社に入社したのか原点回帰
転職するかどうか悩んだときに、まず考えてほしいことは、自分がなぜ、今の企業に入社したのかです。
人はだれしも過去の記憶は薄れてしまうもので、日々の仕事に追われていると、入社当時の熱い気持ちや高い志をどこかに忘れてしまいがちです。
なぜ今の企業に入ったのか
そしてその延長戦の自分が今、『なぜ、この企業にいるのか?』ということが分からなくなり、転職という選択を取る場合があります。
このような場合は、キャリアビジョンを明確に持てていませんので、転職が決まっても転職先で思うような仕事はできていないケースが多いです。
ぜひ、転職するべきかどうか悩んだら原点回帰してほしいのです。
その際、今の企業に入社するための履歴書や職務経歴書を同時に見てみるとよいでしょう。
淡い記憶が鮮明になり、転職するかどうかの悩み解決のヒントになると思います。
もし、原点回帰してみても転職しようかどうしようか悩んでいるならば、現職にいて仕事を続けるよりも、転職した方がよいと思います。
転職活動を行う前にしっかりと転職でどのようなキャリアビジョン描きたいのかを明確にして転職軸を定めましょう。
将来の自分像(ビジョン)を描いてみる
だれしも、何か目標や目的があって今の企業で仕事をしています。もちろん、転職も同じであり、目的や目標を果たすための手段が「転職」なのです。
この手段を使って自分像を描くのです。
その意味で、もし、今の企業にいるか転職するかを悩んでいるのであれば、悩んでいる理由を探りつつ、将来の自分像を描いてみましょう。
これが先程もお伝えしたキャリアビジョンです。
10年後、20年後はどうしたいか
キャリアビジョンの立て方はいくつか方法としてはありますが、その王道は逆算で年表式にしてみることです。
60歳をゴールにして50歳でどのような立場でどのような仕事をしていたいか、40歳も30歳も同様です。
そのビジョンに向かい今の企業で今、自分がやっている仕事がそれに近づかない、紐づかないとするならば、悩むことはやめて転職活動を始めましょう。
転職するかどうか悩む年代の多くは20代後半です。
新卒で入社した企業に数年いて、経験も増えて実績もそれなりに出て自分に自信がついてきたときに、転職しようかどうか悩む傾向にありますが、そのようなときは、キャリアビジョンを描いてみてください。
きっと悩みは解消できると思います。
転職市場を考える
転職に前向きであってもなくても、転職するか悩んでいるということは、少なからず転職が心のどこかにあるということです。
悩んだ結果、転職をするとなれば、求職者は全員、転職活動を行い企業の選考を受けなければなりません。
しかし、転職市場は生ものです。
常に一定の温度感ではないので、活性化しているときもあれば、その逆もあります。
自分が悩んだ結果、転職しようと決めたときに転職市場そのものが冷え切った状態であれば、思うようにいかないと思います。
このような冷え切った状態を買い手市場と言い、求人が少なく企業の選考が有利な状況です。
この状況で転職活動をすると運もありますが、基本的に1年程度の長期化が予想されます。
同じ転職をするならば、自分にとって楽な方が良いと思うので、どうするか悩んだとき、転職しようと決めたとしても、市場が良くないのであれば、そのときは活動を行わず市場が良くなってから行いましょう。
転職エージェントに相談にしてみる
自分ひとりで転職するか悩んでもあまり良い答えが出ないということもあります。転職については、どのような求職者であっても人生で何度も経験するものではありませんから情報不足で素人です。
そこで、日々、仕事として転職に関わっている転職エージェントを活用するのです。今の時代、転職エージェントは転職に積極的ではない求職者も登録を拒否することはなく、無料にてキャリアコンサルティングをしてくれます。
プロの視点からみて今の自分のキャリアはどうなのかを診断してくれます。
診断を受け相談に乗ってもらい、客観的に自分を知ることができた上で、再度、その情報も交えながら自分なりに考えて答えを出すということも必要です。
自分で考えて厄介な結論を出すよりも早期のタイミングで転職エージェントを利用して、プロのアドバイスを受けて考える材料にしましょう。
もし、考えた結果、やはり転職だと思えば、その転職エージェントをそのまま利用すればよいだけのことです。
異業種交流会など他の企業の人材と情報交換する
転職エージェントと同じ意味合いの方法になりますが、情報を多く仕入れることです。
その一つとして異業種交流会などに参加して他の企業の同世代の人材の動向を確認しつつ、今の自分と比較して考えることです。
比較検討した上で、『この人は自分よりスキルや能力は低そうだけど自分より高い給料をもらっている』などと感じたならば、転職に踏み切ってもよいでしょう。
ビジネスにおいて、自分が思う以上に多くのビジネスマンがいます。
自分のマーケットバリューを理解した上で考えることと、理解せずに考えることでは結果が変わってきます。
まとめ
転職するかどうか悩んだときに、自分だけで考えることが難しいのであれば、人を頼りましょう。
そしてゆっくり考えて、転職するかどうかを決めても遅くはないです。
特に年齢が若い20代前半の求職者は、決断が早く後々、転職したことを後悔するケースが多いので、転職エージェントなどを利用して多くの情報を得て自分の悩み解決のヒントにしてほしいと思います。
浅い理由での転職と転職回数の多さは、人事からするとマイナス評価につながる可能性があるということを心に留めておいてください。
人事部が教える効率よく転職を成功させる方法
転職をするための王道は、転職エージェントを利用することです。上手に転職活動を進めるなら、しっかりと作成された履歴書・戦略が必要です。
そのため転職を進めるにあたって転職エージェントと相談したり、作戦を立てたり、スケジュールを立てたりしながら転職活動進めていきましょう。
面倒な給料交渉も転職エージェントに任せることも可能です。給料アップや自分のやりたい仕事をゲットするためにも積極的に転職エージェントを使い倒しましょう。
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転職活動は自分の未来を変えるものです。自分の可能性を広げましょう。