20代後半から30代のビジネスマンの中には、「今よりもレベルの高い仕事でキャリアアップをしたい！」と考えている人も多くいるはずです。
大半の方は国内企業への転職を考えていると思いますが、中には海外への就職・転職を視野に入れている人もいるでしょう。
海外で働いてキャリアアップを目指すことには、国内企業では得られないメリットがあります。
今回は、キャリアアップを海外で目指すべき理由をご紹介します。
サクッと読むための目次
海外就職・転職のハードルは下がってきている！
キャリアアップのために海外で働くハードルは、時代とともに下がってきています。
経済、政治、インフラ、文化など、さまざまな面でグローバル化が進んだり、国内市場が縮小し始めたり、といった理由でたくさんの日系企業が海外に進出している現状があるためです。
ですので、「海外で働くことに興味はあるけど、自分には到底無理だろう」と考えている人も、チャレンジしてみる価値は大いにあります。
海外で働くことは、キャリアアップを目指すビジネスマンにとってさまざまなメリットがあります。そのメリットとは以下の5つです。
責任の大きな仕事を任せてもらえる
日系企業であっても、海外企業であっても、海外での仕事は一人ひとりに責任の大きな仕事を任せてもらえることが多いです。
少数精鋭で活動していたり、組織よりも個人が優先されたり、といった環境があるためです。
- 今の仕事では自由な裁量を持たせてもらえない
- もっと大きなプロジェクトに携わりたい
といった不満や熱意を持っている人にとって、海外就職は大きなメリットがあります。
英語を使った仕事ができる
「得意な英語を活かせる仕事でキャリアアップがしたい！」と考えている人にとっても、海外就職は大いにメリットがあります。
多少ブランクがあっても、海外では毎日英語漬けの環境にいることになるので、必然的にレベルアップするはずです。
仕事の実績や能力だけでなく、英語のスキルも磨ける海外の環境は、キャリアアップには最適な環境といえるでしょう。
ただ、日系企業の中には、日本語でのやり取りがほとんどの環境のところもあるので、事前に募集要項や面接などでしっかりと確認しておきましょう。
実力主義的な風土がある
ベンチャーやスタートアップといった種類の企業を除いて、日本ではまだまだ終身雇用や年功序列といった風土が根強く残っています。個人の実力で仕事の評価がされにくいのです。
一方、海外企業のほとんどでは年齢や学歴は関係なく、仕事の成果のみで給与・待遇が評価されます。
当然、ノルマ達成への評価や社内競争は厳しいですが、
- 「実力で評価されたい！」
- 「バリバリ成果や実績を作りたい！」
という人には、非常にメリットのある環境となります。
40代・50代に向けて大きな実績を残せる
海外で働くことのメリットは、『前職よりも給与が良く、レベルの高い仕事に就けた』という一時的なメリットだけではありません。
海外で働いて実績を残した、という経歴は一生PRできる財産になり得ます。
40代・50代になって転職を考えたときに、その経験や英語スキルを活かせば、さらなるキャリアアップを実現することも夢ではないでしょう。
価値観・人生観を豊かにする
海外で働くということは、どんな業種・職種に就くとしても、外国の取引先や市場を相手に仕事をすることになります。
良い意味でも悪い意味でも、日本人とは違った価値観に直面することになるでしょう。そのように日々、異色の文化・習慣に触れることは、自分の人生観をより充実させることにつながります。
デメリットがあることも忘れずに
ここまでメリットを紹介してきましたが、海外に就職・転職することは、少なからずデメリットもあります。
- 給与や待遇が前職より下がる可能性が高い
- 家族やパートナーと過ごす時間が少なくなる
- 現地の生活に馴染む苦労がある
1に関しては、人によって能力や実績が異なるので、入る企業によっては反対にアップさせることもできるでしょう。
また2に関しても、家族やパートナーも一緒に連れて現地で生活できる場合もあるので、人によってはデメリットにはなり得ません。
ただ、3に関しては避けられない要素です。新しい仕事へチャレンジする気持ちとともに、『数年間は知らない土地で生活する』という強い覚悟を持つことが求められます。
