転職を考えている人にとって、『転職サイトに登録して求人を見つける』という流れは当たり前になってきました。多くの人は、 マイナビ やリクナビと名前の知れた大手の転職サイトに登録するのが定石(じょうせき)だと思っているはずです。
しかし、志望する業種・職種によっては、1つの業界に特化した転職サイトを活用する方が効率的かつ合理的に転職活動を進めることができる場合もあります。
ここでは、特に転職希望者が多いと言われるIT、金融、介護、外資の4つの業界それぞれのおススメ転職サイトをご紹介します。
サクッと読むための目次
1つの業界に特化した転職サイトを使うメリットとは?
「大手の転職サイトではなく、1つの業界に特化した転職サイトを使うのもおススメ!」と言われてもその根拠がなければ、「別に大手でもいいんじゃない?」と誰もが思うはずです。
業界に特化した転職サイトを使うメリットは、もちろんあります。
たとえば次の3つが主なメリットです。
業界と求人数が限られているので希望に合う企業を探しやすい
大手の転職サイトに比べると掲載されている求人数は劣ります。
しかし、限られている分、業務内容や労働条件などについて自分の希望にあう求人を見つけやすいというメリットがあります。
大手の転職サイトには載っていない求人も多数ある
求人数が1~4万件ある大手の転職サイトですが、1つの業界に限って言えば『広く浅く』載っていることがほとんどです。
その点、1つの業界に特化した転職サイトは、『狭く深く』なので大手には載っていない求人も複数あります。
志望度が高いことが伝わりやすい
大手に比べると見つかりにくい専門性の高い転職サイトから応募したということは、『わざわざ検索キーワードにかけてそのサイトを見つけた』ということです。
ですので、採用担当者に、「この人は本当にこの業界に転職したいんだな!」というアピールをすることにもつながります。
これらのメリットを踏まえた上で、それぞれの業界のおススメ転職サイトをおススメの理由とともに2つずつ紹介します。
IT・WEB系
【Geekly】
IT・WEB業界とともに、カプコンやCygamesといったゲーム業界の求人も多数掲載されているサイトです。
非公開求人は6000件以上あり、Geeklyが独占している求人もあるため、該当者はぜひチェックしておきたいサイトと言えます。
IT・WEB業界の求人を中心に掲載している就職・転職サイトです。
スタートアップ、ベンチャー、大手上場企業まで最新の求人が紹介されているとともに、『転職ガイド』というコンテンツでは、転職におけるアドバイスも解説されています。
金融系
金融・コンサルタント・経営系の転職をサポートする転職サイトです。
プロの人材コンサルタントが専門性を存分に生かしながら、利用者のニーズに合ったキャリアアップのための求人を紹介してくれます。
【ウィルハーツ】
国内、外資の有力金融機関から様々な人材紹介の依頼を受けている転職サイトです。
特に金融のスペシャリストの非公開求人が多いのが特徴なので、キャリアアップ、年収・賞与アップを目指している転職希望者におススメです。
介護系
【e介護転職】
2017年11月18日時点で、約52000件の介護福祉に関する求人が掲載されている転職サイトです。
ひとくちに介護職といっても、介護福祉士やケアマネージャーなど10以上の種類がありますが、このサイトでは職種別に探すことができるので非常に便利です。
【カイゴジョブ】
e介護転職に比べると求人数は劣りますが、4万件近い求人数を誇る介護に特化した転職サイトです。
希望に合わせて代わりに求人を探してくれるサービスが年中無休で提供されており、通話無料(フリーダイヤル)で利用できるのが特徴です。(受付時間は9~21時まで)
外資系
業界問わず、外資系の企業を中心に掲載している転職サイトです。
求人の絞り方も、『日本語レベル』、『英語レベル』、『海外含む勤務地』など多様なので、自分に合った外資企業を選ぶことができます。
求人数1万件以上(2017年11月18日時点)で、外資系に特化した転職サイトの中でもトップレベルの求人数を誇ります。
コンテンツの『グローバル転職NAVI』では、外資系への転職希望者ならではのキャリアプランニング情報や英文履歴書の書き方といった情報が載っているので、外資系ビギナーの方にもおススメです。
まとめ
ここで紹介したのは、1つの『業種』に特化した転職サイトですが、他のジャンルでも専門性の高い転職サイトがあります。
たとえば、『転職希望者の職歴やキャリアに合わせた転職サイト』です。
その中には、第二新卒に特化したサイト、フリーターに特化したサイト、既卒者に特化したサイト、シニア世代に特化したサイトなどがあります。
現在、転職を考えている社会人も転職活動の真っ最中の人も、紹介した3つのメリットも考慮しながら自分の志望に合った転職サイトを探してみましょう。